香港の離島を中心に進行中の玄宇民によるプロジェクト「逃島記(とうとうき)」。
2019年発表の「逃島記」および本邦初公開となる「逃島記2」を連続上映いたします。
会期中22日(土)にはアーティストの荒木悠氏を交えてのトークイベントも開催いたします。
(2月2日(日)には横浜 The CAVEにて「逃島記報告会」を開催いたします。)
|上映作品|
「逃島記」2019, 13min
香港の離島、韓国の済州島をめぐる新プロジェクト第一弾。
今作は中国本土からの「逃港」という移民の歴史をもつ香港を舞台の中心に据えつつ、作者自身の祖母の遺骨を韓国の済州島に運ぶ様子を織り交ぜ、異なる場所の物語を「イマジナリーライン」という切り口から語ることを試みる。
「逃島記2」2020, 25min(仮)
逃島記プロジェクト第2弾。2019年の香港の政治情勢を受け、島と都市、日本と香港、個人と集団などの「距離感」についての考察を一つの寓話として語る。
|会期|2月18日(火)- 2月24日(月祝)
|時間|18:00〜, 19:00〜 連日2回上映(22日のみ18:00〜 1回上映)
|会場|theca in コ本や honkbooks アクセス
※会場へのアクセスが非常に複雑となっておりますので、必ず事前に確認の上お越しください。
|住所|〒171-0014 東京都豊島区池袋2-24-2メゾン旭2階
honkbooks@gmail.com, 03(6907)2239
トークイベント
|日時|2月22日(土) 19:00〜
|ゲスト|荒木悠(映像作家)WEB
上映、トークイベント共に予約不要/入場無料
|助成|アーツコミッション・ヨコハマ
|機材協力|東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
|プロフィール|
玄宇民 WEB
1985年東京生まれ。生まれた地を離れた人々のありようと移動の記憶、マイグレーションをテーマに映像作品を制作。主な作品は韓国系移民の若者をインタビューした『NO PLACE LIKE HOMELAND』(2011)、韓国の実在したフェリーを舞台にしたロードムービー『OHAMANA』(2015)、戦前の日本に暮らした韓国人女性飛行士の足取りを俳優と共にたどる『未完の旅路への旅』(2017)など。2016年以降ソウル独立映画祭(韓国)、Taiwan International Video Art Exhibition(台湾)、ディアスポラ映画祭(韓国)などで作品上映。東京大学文学部美学芸術学専修卒業。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士、同博士後期課程修了。2019年アーツコミッション・ヨコハマ クリエイティブ・チルドレン・フェローシップ。