フィクション研究会「雪火頌」
第四回 クイズのフィクション

ゲスト 遠藤進平(論理学・形而上学)、田村正資(現象学・表象文化論)
モデレーター 大岩雄典

日時 2020年12月12日(土)17:00-19:00(16:30開場)
会場
 theca(コ本や/池袋)
   〒171-0014 東京都豊島区池袋2-24-2メゾン旭2階
   ※会場へのアクセスが非常に分かりづらいため事前にご確認の上ご来場ください。
参加費 1500円(定員10名/要予約)、アーカイブのみ 500円(後日配信予定)
チケット購入 https://sekkasho-04.peatix.com
お問合せ honkbooks@gmail.com(コ本や)

「クイズ」のフィクションとは何でしょうか。「Q.なぜや」(ピンポーン!)ジョージ・マロリー。(正解!)……訊かれていることはいつ、どのように、なぜわかりだすのでしょうか?(この文の意味がわかりますか?(ではこの文の意味はわかりますか?(あなたはわかる人ですか?))) 「仮面ライダーだとどれが好き?」「いや、そもそも仮面ライダー好きじゃない」「お前彼女いる?」「いや、それはノーコメント」 ……問いかけは、ただ対応する命題を求めているだけでしょうか? シュルレアリスム画家として知られるルネ・マグリットが1929年に描いたのはパイプである。〇か×ですか? あなたはこの並んだ鉄の直方体をどのように見ていますか?(ジャッドをご存知?)われわれはどこから来てどこへ行くのか?(もしかして:ゴーギャン?)誰が写真を焼いたのですか? ……さて問題です。クイズのフィクションとは——クイズが作る問いかけの空間とは、何?(ピンポーン!)

遠藤進平(えんどうしんぺい)
1989年、三重県津市うまれ、愛知県名古屋市そだち。慶應義塾文学部哲学専攻卒、アムステルダム大学論理言語計算研究所(ILLC)修士課程(論理学)修了。現在、一橋大学社会学研究科後期博士課程。専門は形而上学、論理学、哲学方法論、とくに様相について。本イベントに関連しては、「質問を理解するとき、わたしたちはなにを理解しているのか? : 質問の意味論入門」(『ユリイカ』2020年5月号)がある。
https://endoshimpeiendo.github.io/

田村正資(たむらただし)
1992年、東京都生まれ。東京大学特任研究員。東京大学大学院総合文化研究科の博士課程を修了。専門は現象学、知覚の哲学。とりわけ、メルロ゠ポンティの思想。『ユリイカ 2020年7月号 特集=クイズの世界』では、伊沢拓司×徳久倫康の対談に司会として参加したほか、早押しクイズにおけるクイズプレイヤーの経験を現象学的に記述した論考「予感を飼いならす――競技クイズの現象学試論」を寄稿している。
https://researchmap.jp/t_interrogatif

大岩雄典(おおいわゆうすけ)
1993年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科博士課程。美術家。フィクション、インスタレーション、物語と修辞を主題にして制作・研究。最近の主な展示に「スローアクター」(2019 / 駒込倉庫)「別れ話」(2020 / 北千住BUoY)。第16回芸術評論募集佳作入選、『美術手帖』『早稲田文学』等に論考を寄稿。12月20日まで個展「バカンス」をTOKAS本郷にて開催中。
http://euskeoiwa.com/

ロゴデザイン 葛飾出身

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策について】
・ご来場の方は、マスクの着用、手洗い、手指のアルコール消毒など、ご自身での予防対策も万全の上、お越しください。
・遠方の方や、重症化の恐れがある方はご無理なさらぬようお願いします。
・感染状況に応じて、イベントの開催についても変更となる可能性があります。

【アーカイブ配信について】
・後日配信開始予定です。
・イベント当日にご参加いただいた方は、アーカイブもご視聴いただけます。
・Youtubeの非公開動画を使用し共有するので、Googleアカウントのご用意をお願いします。
・Googleアカウントを所有していない方は、ご購入前にお問い合わせください。