「ホラー」の「フィクション」とは何でしょうか。そもそも「怖い」という情動のきりのなさからしてもう怖ろしい!
「おそれ」をなにかに向けるとき、わたしたちの世界への信頼や油断がゆらぎます。蛇も、虫も、死の可能性も、感染のリスクも、呪いのビデオ、家の間取りも、悪魔や、霊、画面のなかの霊、腕でも伸びそうになびくカーテン、いやに長い長い長い長いカット……………… 何も起きていなくても、怖ろしい。それをそのように怖がるしかない私の閉塞感。世界の窒息。表現の他者。……「来る」。
……ホラー映画の犠牲者は、どうしてあんなに、のこのこと死んでゆくのだろう。どうして繰り返し繰り返し、呪いという回路を巻き戻して、予言通りに、過去をなぞるように、一体。ホラーをなす、フィクションの異形さについて話します。
|ゲスト| 仲山ひふみ、山本浩貴(いぬのせなか座)
|モデレーター| 大岩雄典
|日時| 2020年9月5日(土)17:00-19:00(16:30開場)
|会場| theca(コ本や honkbooks内)
〒171-0014 東京都豊島区池袋2-24-2メゾン旭2階 https://honkbooks.com/access
|参加費| 参加 1,500円(定員10名)、アーカイブのみ 500円(後日配信予定)
|チケット購入| https://sekkasho-02.peatix.com
|アーカイブ配信チケット購入| 後日更新予定
|お問合せ| コ本や honkbooks https://honkbooks.com/, mail. honkbooks@gmail.com
※会場へのアクセスが非常に複雑となっておりますので、必ず事前に確認の上お越しください。
ロゴデザイン:葛飾出身
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策について】
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仲山ひふみ Hifumi Nakayama
1991年生まれ。批評家。主な寄稿に「『ポスト・ケージ主義』をめぐるメタ・ポレミックス」(『ユリイカ』2012年10月号)「聴くことの絶滅に向かって――レイ・ブラシエ論」(『現代思想』2016年1月号)など。批評誌『アーギュメンツ #3』を黒嵜想と共同編集。現在『思弁的ホラー論』(仮題)を執筆中。
山本浩貴 Hiroki Yamamoto
1992年生。制作集団「いぬのせなか座」主宰。 小説や詩の制作、批評、デザイン、編集、パフォーマンス等。 主な小説に「pot hole(楽器のような音)」。主な批評に「ただの死がもたらす 群生した〈軋み〉」、「主観性と物性の誤認的関係( テクストの衝突、運動の構え)」、「制作的空間と言語」等。 主なデザインに「現代詩アンソロジー「認識の積み木」」、吉田恭大『光と私語』、佐々木敦『私は小説である』等。
https://twitter.com/hiroki_ yamamoto
大岩雄典 Euske Oiwa
1993年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科博士課程。美術家。フィクション、インスタレーション、物語と修辞を主題にして制作・研究。最近の主な展示に「スローアクター」(2019 / 駒込倉庫)「別れ話」(2020 / 北千住BUoY)。第16回芸術評論募集佳作入選、『美術手帖』『早稲田文学』等に論考を寄稿。2020年11月には個展「バカンス」をTOKAS本郷にて開催予定。
http://euskeoiwa.com/