フィクション研究会「雪火頌」|第一回 アニメーションのフィクション

フィクション研究会「雪火頌」|第一回 アニメーションのフィクション

雪火頌_01

「アニメーション」の「フィクション」とは何でしょうか。アニメーションとは、絵を、人形を、描かれた形を、キャラクターを、アニメートする技術です。つまり、生き生きと動かす技術とも言えると思います。しかし、一秒たった数コマで、かくかくとしたデジタルモデルや、不安定な絵柄、ぽかんとした形、ルンバが、どうして「生き生き」しているのでしょう。いや——わたしたちの前で動いて見えるということが、イコール「生き生き」なのでしょうか?

……最近しばらく、わたしたちは「生き生き」とは動かなくなりました。距離をあけて、口元は隠れ、画面の向こうで、ぎこちなく。どのような声で、「私」を持って……もしくは持たずに、こちらに話しかけてくる存在が、そこにいるのでしょうか。アニメーションの世界のフィクションについて話します。


|日時| 2020年8月2日(日)17:00-19:00(16:30開場)
|会場| theca(コ本や honkbooks内)
〒171-0014 東京都豊島区池袋2-24-2メゾン旭2階 https://honkbooks.com/access
会場へのアクセスが非常に複雑となっておりますので、必ず事前に確認の上お越しください。
|参加費| 参加予約 1,500円(定員10名)、アーカイブのみ 500円(後日配信予定) 
|チケット購入| https://sekkasho-01.peatix.com
|アーカイブ配信チケット購入| 後日更新予定
|お問合せ| コ本や honkbooks https://honkbooks.com/, mail. honkbooks@gmail.com

ロゴデザイン:葛飾出身

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策について】
・ご来場の方は、マスクの着用、手洗い、手指のアルコール消毒など、ご自身での予防対策も万全の上、お越しください。
遠方の方や、重症化の恐れがある方はご無理なさらぬようお願いします。
・感染状況に応じて、イベントの開催についても変更となる可能性があります。

【アーカイブ配信について】
・8月8日(土)に配信開始予定です。
・イベント当日にご参加いただいた方は、アーカイブもご視聴いただけます。
・Youtubeの非公開動画を使用し共有するので、Googleアカウントのご用意をお願いします。
・Googleアカウントを所有していない方は、ご購入前にお問い合わせください。

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フィクション研究会「雪火頌」

「雪火頌」は、大岩雄典(美術家)をモデレーター・レクチャラーに、「フィクション」…
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黒嵜想 So Kurosaki

1988年生まれ、批評家。音声論をテーマとし、雑誌の編集やイベント企画など多様な評論活動を自主的に展開している。活動弁士・片岡一郎氏による無声映画上映会「シアター13」 を企画、声優論「仮声のマスク」を批評誌『アーギュメンツ』に連載、Vtuber 論 を『ユリイカ』2018.7号(青土社)に、バ美肉論をWebメディア「Rael Sound Tech」に寄稿。また、学術雑誌『想文』第一号には 「波線にさまようイドラー仏教音楽声明試論ー」を寄せ、インド仏教最高指導者・佐々井秀嶺氏の来日講演では聞き手を務めた。ほか、『アーギュメンツ#2』編集、『アーギュメンツ#3』を批評家・仲山ひふみと共同編集、メディア「ひるにおきるさる」 を哲学研究者・福尾匠と共同企画など。

土居伸彰 Nobuaki Doi

1981年東京生まれ。株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。ロシアの作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした非商業・インディペンデント作家の研究を行うかたわら、AnimationsやCALFなど作家との共同での活動や、「GEORAMA」をはじめとする各種上映イベントの企画、『ユリイカ』等への執筆などを通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動にも精力的に関わる。2015年にニューディアーを立ち上げ、『父を探して』など海外作品の配給を本格的にスタート。国際アニメーション映画祭での日本アニメーション特集キュレーターや審査員としての経験も多い。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』、『21世紀のアニメーションがわかる本』(いずれもフィルムアート社)など。
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大岩雄典 Euske Oiwa

1993年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科博士課程。美術家。フィクション、インスタレーション、物語と修辞を主題にして制作・研究。最近の主な展示に「スローアクター」(2019 / 駒込倉庫)「別れ話」(2020 / 北千住BUoY)。第16回芸術評論募集佳作入選、『美術手帖』『早稲田文学』等に論考を寄稿。2020年11月には個展「バカンス」をTOKAS本郷にて開催予定。
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