斉藤隆文(オル太)個展「おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-」

斉藤隆文(オル太)個展「おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-」

2018年6月12日
斉藤隆文(オル太)個展「おぼろげな凱旋ス -屁理屈めいた肉-」

斉藤隆文(オル太)は、本展を「自分自身の立ち位置を確認する装置」として位置づけている。現在を逆照射することを主題に掲げて、家族やコミュニティといった親密圏からそこに潜む身体性や言語に着目して、歴史を語りの詩学として捉え直す表現活動を展開している。祖父から歌い聞かされた日露戦争に関する「しりとり歌」をきっかけにした「おぼろげな凱旋ス」展(2015年, Art Center Ongoing)を構成し直すかたちで、記憶を伝承する身体性や、歴史を語る技法をめぐって、3年越しに改めて迫っていく。具体的には、祖父母と私的な記憶の連関を重ねることによって生成されたオブジェから、同時代的な意味を投げかける。

会期|2018年5月22日[火]-6月17日[日] ※月曜定休, 5月29日[火]休業
会場|コ本やhonkbooks 〒114-0002 東京都北区王子1-6-13
開催時間|11:00-21:00(5月迄), 12:00-20:00(6月以降)
web|http://honkbooks.com
tel|03-5944-6990

トークイベント|5月27日[日] 18:00-19:30
金川晋吾[写真家]×斉藤隆文(オル太)
参加料500円/定員15名/要予約(http://saito-talk.peatix.com/)

ワークショップ「食しかた」|6月3日[日] 18:00-20:00
山田亮太[詩人]×斉藤隆文(オル太)
言葉遊びのように、ルールと事象が繋がっていく、本展覧会に準ずるワークショップです。
詩人の山田亮太さんをゲストに迎え、参加者それぞれが文章を作り、出来上がった文章を食す試みをします。
参加料1000円/定員10名/要予約(http://saito-workshop.peatix.com/)

オル太 ドローイング大会|6月5日[火] 19:00−
オル太とコ本やによる朗読とドローイングのイベントです。一冊の本を参加者が順番で朗読し、周りの参加者はそれを聴きながらドローイングを描きます。毎月第1火曜日開催予定。
朗読本「盲者の記憶―自画像およびその他の廃墟」ジャック デリダ
参加料カンパ制/予約不要

アーティスト・トーク|6月16日[土],17日[日] 15:00-15:20, 19:00-19:20
会場にて斉藤隆文(オル太)が作品についての話をします。
ぜひ合わせてお越し下さい。
参加料無料/予約不要

斉藤隆文(オル太)  SAITO Takafumi(OLTA)
美術家。1986年千葉県生まれ。2012年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修了。2009年よりアーティストコレクティブ「オル太」として活動を行う。作品を装置に置き換え、自身が介入し現在に潜む狂気や歪みをあぶりだそうと試みている。個展「おぼろげな凱旋ス」(Art Center Ongoing、東京、2015年)主なグループ展に「犬が西向きゃ尾は東」(Art Center Ongoing、東京、2014年)、「脳に映るは移る日蝕」(akibatamabi21、東京、2012年)など。映像上映に「COVERD TOKYO:Hikarie」(Hikarie、東京、2014)、「Experimental Film and Video Festival In Seoul」( KOREAN FILM ARCHIVE、韓国、ソウル、2014)がある。

金川晋吾  KANAGAWA Shingo
写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学発達科学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。第12回三木淳賞受賞。2016年青幻舎より「father」刊行。最近の主な展覧会、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、2016年「悪い予感のかけらもないさ展」横浜市民ギャラリーあざみ野、2015年「STANCE or DISTANCE? わたしと世界をつなぐ「距離」」熊本市現代美術館。 晶文社のウェブサイト「スクラップ・ブック」で「写真のあいだ」連載中。http://s-scrap.com/

山田亮太 YAMADA Ryouta
詩人。TOLTAメンバー。 詩集に『ジャイアントフィールド』(思潮社、2009)、『オバマ・グーグル』(思潮社、2016、第50回小熊秀雄賞)。TOLTAでの主な作品にアンソロジー『現代詩100周年』(2015)、展示「質問があります」(アーツ前橋、2017)。http://toltaweb.jp/

オル太 OLTA
アーティスト・コレクティブ。2009年結成。井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chiの1980年代生まれの6名による表現集団。地域の風土・文化・感性、サブカルチャーやマスメディアを通じて醸成された記憶にインスピレーションを得ながら、人間の根源的な欲求や感覚を軸にしたパフォーマンス作品を中心に活動する。第14回岡本太郎現代芸術賞にて岡本太郎賞受賞(2011年)。http://www.olta.jp/