[EVENT]アーティストの作家性と本 大崎土夢×太田泰友 対談
アキバタマビ21主催企画をコ本やのプロジェクト・スペース thecaにて開催いたします。
アーティストがつくる本の魅力とは、一体何でしょうか。
ウェブサイトやSNSなど、インターネット上で簡単にアーカイブを残せるようになった現在も、多くのアーティストが作品集や絵本、コミック、詩集、エッセイ集、論集など、自身の活動を本の形にまとめています。出版社や美術館、ギャラリーなどから出版する以外にも、内容はもちろん装丁まで全てアーティストが主体となって自由につくりあげることも増え、発行経緯や手段は多様になりました。「本」という媒体になる過程を経ることで、美術作品そのものからは見えにくい作家性の一面を、それぞれの本からは垣間みることができます。
アキバタマビ21で約12年間の活動をまとめたアーカイブ本の発行をするにあたり、改めて「アーティストと本」に注目したトークイベントを行います。
●対談 「アーティストの作家性と本」
「アーティストと本」第1回目のトークイベントは、「アーティストの作家性と本」をテーマに開催します。
ペインターとして二次的に本を作る大崎土夢さんと、本を主体とした作品を制作する太田泰友さんを登壇者に迎え、それぞれの視点から、アーティストが本に落とし込む自身の作家性について対談します。
一見関連性のないモチーフを用いてストーリーを予感させる絵画作品を描く大崎さんは、本という媒体では作品の見せ方を変えることで、自身の絵画に通じる、ページをめくる度にワクワクするような本を作っています。
太田さんはドイツでブックアートの最高学位であるマイスターシューラー号を取得し、「本とは何か」を問いかけるアーティストとして、ブックアートを追究するスタジオ「OTAブックアート」の代表を務めています。
お互いの本に対する考えや作家性のあり方、また問題に思っていることを語り合うことで、アーティストが本を作ることについて掘り下げていきたいと思います。
(主催ウェブページより引用)
日時|2023年8月26日(土)15:00〜16:30
登壇者|大崎土夢、太田泰友
会場|theca(コ本や honkbooks)
WEB|http://www.akibatamabi21.com/news_topics/info/202308021022.htm
大崎土夢
ペインター。1984年福岡県生まれ。主な展覧会に「サテライト ^ サテライト」(HOTEL ANTEROOM KYOTO、京都、2022年)、「プ(ブ)ラ(ネ)ズ(グ,フ,ウ)マ(ー) ANB Open Studio vol.7」(ANB TOKYO、東京、2022年)、「エリプスの匂い」同時期滞在日本AIRプログラム成果展(salon cojica/KINBI nicojica、北海道、2021年)、「雨足に沿って 舵をとる」(アキバタマビ21、東京、2020年)、「TWS-Emerging 2015 さいしんみどうとさんしん」(トーキョーワンダーサイト渋谷、東京、2015年)など。
太田泰友
1988年生まれ。ブックアーティスト。OTAブックアート代表。2017年、ドイツのブルグ・ギービヒェンシュタイン芸術大学(ハレ)ザビーネ・ゴルデ教授のもと、日本人初のブックアートにおけるドイツの最高学位マイスターシューラー号を取得。同年、東京にOTAブックアートを設立。これまでハーバード・ライブラリー、ドイツ国立図書館、うらわ美術館など国内外の美術館、図書館、アートギャラリーに多数収蔵されている。