「非対称な視線」
——見る者と見られる者のあいだには、どんな力学が働いているのか。

三人展「非対称な視線」の連動企画として、出展作家の浅野雅姫と鹿野真亜朱によるアーティスト・トークを開催します。

愛知県立芸術大学大学院を修了した浅野は、風俗嬢へのインタビュー、対話を重ねて彼女たちをモデルに油画を制作します。美術史における裸婦画と娼婦の関係を参照し、それを現代に問い直す実践です。東北芸術工科大学大学院に在学中の鹿野は、メディアを通じて知った歌舞伎町の食物連鎖を、シルクスクリーンによるミクストメディアで表現します。複数回のシルクスクリーンを重ねた画面の線のズレは、メディア越しに見ることと実際とのギャップを示します。

トークでは、異なる媒体で制作する二人の制作プロセスや、「非対称な視線」というテーマについて語り合います。モデレーターはaaploitディレクターの斉藤が務めます。質疑応答の時間も設けますので、ぜひご参加ください。

日時: 2025年10月31日(金) 18:00〜19:00(1時間程度)
会場: theca(コ本や内) ※aaploitから徒歩4分程度
入場料: 無料
予約: 不要(当日コ本やにお越しください)
企画・主催:aaploit

展覧会情報
「非対称な視線」
会期: 10月31日(金)〜11月16日(日)
会場: aaploit
出展作家: 浅野雅姫、大越円香、鹿野真亜朱