山下澄人「ラボ」

『わたしハ強ク・歌ウ』(河出書房新社)刊⾏記念

ちょうどこのチラシを制作のチサゾーが作っているときチサゾーとこの猫の調子が悪く吐くのが止まらないそう。胃腸が弱い子。でもやらなきゃ、とチラシは作られている、というわけではなく、調子を崩した猫の隙間を見つつやれることがあるのが喜びなのだ。猫にも。どっちにも聞いたわけではないがそうに違いない。わたしたちには日々常に「こと」が、起こる。その最大のものなのか、いずれにせよ今のところ、死んだことがないのでその先を知らないが、 最後が、 死。 それらは何をどうしたところで、金がいくらあってもどうにもならない。でも幸運なことにそんなこととは層の違う、 別の、 驚くべき「庭」がある。 猫には猫の、 人には人の。 ラボはその「人の庭」のすみっこをお借りして開催される。書く人がいたら書いてきてみてください。すべてはその日集まった人たちで動いていきますが、隙があれば読んでみてください。 書く、 読む、やる、 唯一無二である「わたし」から立ち現れるもの。すべての風呂敷を広げられるだけ広げて、畳まず跡は濁して

山下 澄人


開催概要

【日時】
《東京》
2025年3月29日(土)15時から18時まで、3月30日(日)13時から16時まで
(両日ともラボ終了後お茶会)

《札幌》
2025年4月5日(土)13時から16時まで、4月6日(日)13時から16時まで
(両日ともラボ終了後お茶会)

※受付は開始の20分前から⾏います。

【場所】
《東京》
theca(コ本や/神楽坂 東京)
〒162-0801 東京都新宿区山吹町294小久保ビル2F
東京メトロ有楽町線江戸川駅より徒歩4分 東西線神楽坂駅より徒歩7分

《札幌》
レッドベリースタジオ
札幌市西区八軒2条西1丁目札幌琴似教会裏

【料金】 (参加・見学共)
1日 3000円(税込)
2日間セット 5000円(税込)
※当日受付で現金でのお支払いをお願いします。

【ご予約・お問い合わせ】
Mail: info@fiction.gr.jp
申し込み時には、お名前、連絡先、新刊購入ご希望について、お知らせください。
見学希望の方は、「見学」とお書きください。

※東京は両日とも定員のため予約締め切り済み、見学は可能。

【協力】
飯塚 優子
コ本や honkbooks
河出書房新社


山下澄人 PROFILE

富良野塾二期生
1996年 劇団 FICTION を主宰。作・演出を担当し、出演も兼ねる
2015年4月 飴屋法水 作・演出『コルバトントリ、』原作、出演
2017年9月 飴屋法水 演出『を待ちながら』脚本、出演
2011年より小説を発表
2012年 『緑のさる』にて第34回野間文藝新人賞を受賞
2017年 『しんせかい』にて第156回芥川賞を受賞
他に『ギッちょん』『砂漠ダンス』『コルバトントリ』『ルンタ』『壁抜けの谷』『ほしのこ』『小鳥、来る』『月の客』『君たちはしかし再び来い』『おれに聞くの?』『FICTION』が刊行されている。
新刊『わたしハ強ク・歌ウ』が2025年3月末に発売予定。