沖縄・日本・韓国の美術をたどりなおす(全6回)
韓国現代美術史レクチャー・シリーズ続編
時期:2024年7月-12月/土日夜開催
時間:17:00-19:00(16:45開場)
場所:theca(コ本や内)
登壇者:長谷川新(インディペンデントキュレーター) 、権祥海(東京都現代美術館学芸員、マダン劇プロジェクト)
料金:会場参加チケット 各回 2,500円(学生 1,000円)、全6回通し券 12,500円(学生 5,000円)※通し券は23枚販売
アーカイブ映像配信 各回2,000円、全6回通し券 10,000円
Peatix:https://kcah2024.peatix.com
定員:23名
WEB:https://honkbooks.com/kcah2024/
企画:長谷川新、権祥海
協力:コ本や honkbooks
※会場参加チケットをご購入の方は、購入された回のアーカイブ映像も後日ご覧いただけます。
※会場参加の全6回通し券をご購入された方で、会場参加が難しい日程がある場合は、各回開催5日前までに欠席の旨をご連絡ください。定員把握のため、ご協力をお願いします。
※会場参加の全6回通し券について定員23名分売り切れた場合、以降の各回チケットは販売しない可能性がございます。
※アーカイブ配信チケットをご購入の方には、各回開催後、編集完了し次第、視聴URLをお送りします。
※アーカイブ映像は、チケットをご購入いただいたご本人のみのご視聴に限らせていただきます。
昨年開催され好評を博した「韓国現代美術史レクチャー・シリーズ」に続き、「沖縄・日本・韓国の美術をたどる」と題して新たなレクチャー・シリーズが始まります。今回は長谷川新、権祥海がそれぞれ3回ずつ講義する2部制で、それぞれがゲスト講師を呼ぶ回もある豪華版です。
昨年は20世紀後半から21世紀の韓国の美術史をわかりやすく振り返るものでしたが、その初回のレクチャーで語られたのは、日本が「戦後」と呼んできた時間が、朝鮮戦争が継続していた韓国では「戦後」ではありえず、したがって「戦後美術」ではなく「現代美術」という呼称がなされてきたという視点でした。
今年はそうした視点を引き継ぎながら、本土と異なる「戦後」を歩んだ沖縄の「戦後美術」や、日本の「戦後美術」を底支えしてきたベトナム戦争と優生保護法というふたつの体制、そして日韓にまたがる「マダン劇プロジェクト」など、具体的なテーマをもとにレクチャーを行います。
また、昨年の「韓国現代美術史」講義のプレイバック再販もありますので、是非ご視聴ください。
韓国現代美術史 レクチャー・シリーズ2023 アーカイブ配信購入ページはこちら→https://kcah2023-archive-2.peatix.com
【レクチャー概要】
「日本」「戦後」「美術」をたどりなおす(講演者:長谷川)
第1回 沖縄の「戦後」「美術」|2024年7月20日(土)
ゲスト:大城さゆり(沖縄県立博物館・美術館学芸員)
※『越境広場』特集:沖縄アートの現在地 特別販売
第2回 ベトナム戦争時代の美術| 2024年8月18日(日)
第3回 優生保護法体制下の美術|2024年9月1日(日)
「韓国」「現代」「美術」をたどりなおす(講演者:権)
第4回 独裁政権下の民衆文化運動|2024年9月29日(日)
第5回 新自由主義時代の遂行的実践|2024年11月17日(日)
第6回 マダン劇が体現する民衆・共集・広場|2024年12月21日(土)
ゲスト:マダン劇プロジェクト
【登壇者プロフィール】
権祥海
東京都現代美術館学芸員。1990年生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻博士課程修了。現代美術と舞台芸術を横断するキュレーション、執筆活動を主軸に、パフォーマンスにおける共集性、個人や共同体のトランスナショナルな歴史実践を捉える。2022-23年みなと芸術センター アソシエート・リサーチャー、国際交流基金舞台芸術国際共同制作オブザーバー、さいたま国際芸術祭2023現代美術コーディネーター。主な企画に「Stilllive 2024:Kinetic Net」(クリエイティブセンター大阪(CCO)、2024年)、研究に「東アジアにおける歴史実践としてのパフォーマンス-イム・ミヌク、高山明(Port B)、ワン・ホンカイを中心に-」(博士学位論文、2022年)など。
長谷川新
インディペンデントキュレーター。1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。「過去は過去のままでいられないし、今も今のままでいられない」と思っている。主な企画に「無人島にて—「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-17)、「不純物と免疫」(2017-18)、「STAYTUNE/D」(2019年)、「約束の凝集」(2020-21)、反戦展(2022-24)、「SEASON2」(2023年)、「陸路(スピルオーバー#1)」(2024年)など。翻訳書にジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズーー制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』(高橋沙也葉・松本理沙・武澤里映との共訳、2024年、フィルムアート)。「イザナギと呼ばれた時代の美術」を不定期連載中(Tokyo Art Beat)。
大城さゆり
沖縄県立博物館・美術館学芸員(美術館班)。1988年生まれ、 沖縄県出身。 沖縄県立芸術大学造形芸術研究科比較芸術学専修修了。
那覇市歴史博物館、沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館、 沖縄県立博物館・美術館で非常勤職を勤めたのち、雑誌『 オキナワグラフ』の記者を経て、2019年より現職。
主な企画に「復帰50年コレクション展 FUKKI QUALIA (フッキ クオリア)―「復帰」と沖縄美術」(2022~23年)、「 YUKEN TERUYA OKINAWA HEAVY POP」(2023~24年)など。 現在は2025年の戦後80年に向けて展覧会を準備中。