[展覧会]池袋モンパルナス2.1―水脈を巡って― at コ本や honkbooks

池袋モンパルナス地域(千早町・椎名町・南長崎)に拠点を構える淺井裕介、高山夏希、松井えり菜、村山悟郎によるコレクティブ「パルナソスの池」が、4会場で展覧会を開催します。theca(コ本や honkbooks内)では、同作家が「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021」にて発表したインスタレーション作品の記録に関わる写真作品を展示します。
※会場によって会期が異なるので、下部画像をご確認の上お越しください。


池袋モンパルナス2.1―水脈を巡って― at コ本や honkbooks
会期
|2021年12月11日(土)-24日(金) 12:00-20:00 [月火休廊]
※12/11はイベントのため16時頃からスライド上映は停止予定です。ほか展示作品はご覧いただけます。

会場|theca(コ本や honkbooks内)[〒171-0014 東京都豊島区池袋2-24-2 メゾン旭2F]
WEBhttp://erinamatsui.com/parnassusnoike/index.html
ONLINE EVENT(12/11)https://honkbooks.com/202112-pp-event

コ本やに関するお問い合わせ|honkbooks@gmail.com, 03-6907-2239
池袋モンパルナス2.1に関するお問い合わせ|pondparnasse@gmail.com

パルナソスの池が2021年秋にインスタレーション《山々を泳ぐ方舟》(「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021」)を発表しました。本展はその記録集出版を目指すためのプロポーザルとなる展覧会です。制作風景や旧摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)が舞台となった展示会場を撮影した遠藤文香による未公開の写真作品と、膨大な写真を網羅したスライド上映を行うことで、記録集の構想を提示します。また記録集制作の一環として、六甲やマヤカンでの経験についてパルナソスの池が語るオンライン配信も開催予定。本展会場であり、記録集の編集を手掛ける「コ本や honkbooks」は、映像や書籍の制作、展覧会やイベント企画など、池袋に拠点を構えながら活動するプラクティショナーコレクティヴです。


パルナソスの池 Pondparnasse
かつて池袋モンパルナスと呼ばれたエリア(千早町・椎名町・南長崎)に偶然にも寄り集まったアーティスト・淺井裕介、高山夏希、松井えり菜、村山悟郎によって2020年に結成されたアーティスト・コレクティブ。「パルナソス」とは、パリのモンパルナスの元になっているギリシャ神話に登場する山の名前で、詩・音楽・学問の発祥の地として知られています。一方、池袋はもともと湿地帯や湧き水の多い土地であったことから、その名がつき、地価の安さと交通の利便性によって、大正末期から終戦にかけて多様な背景を持つ人々や芸術文化の溜まり場となりました。この山と池を掛け合わせることで誕生した『パルナソスの池』は、モンパルナス山の神話や池袋モンパルナスの歴史地政を参照しつつ、近隣性を活かした共同制作の可能性を探ってゆきます。

淺井裕介 Asai Yusuke
1981年東京生まれ。アトリエでの平面作品の制作と並行して、「マスキングプラント」や「泥絵」「白線」シリーズなど条件の異るいかなる場所においても奔放に作品を展開している作家。昨年末に鹿の血を用いた制作を経て油絵の制作を開始。

高山夏希 Takayama Natsuki
1990年、東京都生まれ。上野の森美術館『VOCA展2020 現代美術の野望-新しい平面の作家たち- 』にて作品を発表。現代の中で失われてしまった様々な物体と人間の関係の回復をテーマに人間と動物と環境が一体化した世界観を提示している。

松井えり菜 Matsui Erina
1983年、岡山県生まれ。自画像『エビチリ大好き』で『GEISAI#6』金賞を受賞。同作品はパリ・カルティエ現代美術館に収蔵される。自画像やウーパールーパーをモチーフとした作品を多く制作する一方、西洋画や少女マンガの手法を用いた新たな自画像表現を模索している。

村山悟郎 Murayama Goro
1983年、東京生まれ。アーティスト。博士(美術)。2019年、瀬戸内国際芸術祭、あいちトリエンナーレに参加。自己組織的なプロセスやパターンを、絵画やドローイングをとおして表現している。新しいメディアテクノロジーの科学哲学を、行為や身体をとおした芸術の問題系として扱う。

協力|ターナー色彩株式会社、WACCA池袋、株式会社春日部幹一級建築設計事務所、混流温泉株式会社、アートマネージャーラボ、コ本や honkbooks、Endo Ayaka、ANOMALY、Takuro Someya Contemporary Art、mt / カモ井紙株式会社、豊島区郷土資料館、六甲山観光株式会社、佐藤雄志

主催|パルナソスの池