
石川直樹+森永泰弘「惑星の光と声 – ラダックとアマゾン-」
写真家の石川直樹とサウンドアーティストの森永泰弘が、それぞれ撮影/録音してきた写真と音を使ってイベントを行います。本イベントでは、石川が先週までフィールドワークしたインドのラダック地方と、森永がフィールドワークしてきたアマゾンの話を交えながら、それぞれがドキュメントした写真や録音物を使ったトーク・パフォーマンスを実施します。
日時:2025年5月30日(金) 19:00-21:00(開場18:50)
料金:2000円 ※当日払い、先着順
定員:20名
会場:theca(コ本や内)
住所:〒162-0801 東京都新宿区山吹町294小久保ビル2F 東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅より徒歩4分、東西線 神楽坂駅より徒歩7分
お問合せ:yasuhiro.morinaga@gmail.com
企画:concrete

石川直樹 /ISHIKAWA NAOKI
東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞。2023年 東川賞特別作家賞。2024年紺綬褒章を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)、『地上に星座をつくる』(新潮社)ほか多数。主な個展に『Vette di Luce. Naoki Ishikawa sulle Alpi Orobie』アカデミア・カッラーラ美術館(イタリア/2023)、『JAPONÉSIA』ジャパンハウス サンパウロ、オスカーニーマイヤー美術館(ブラジル/2020-2021)、『この星の光の地図を写す』水戸芸術館、新潟市美術館、市原湖畔美術館、高知県立美術館、北九州市立美術館、東京オペラシティアートギャラリー(2016-2019など。作品は、東京都現代美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、沖縄県立美術館等に収蔵されている。最新刊に『K2』(小学館)、『チョ・オユー』(平凡社)、『Nanga Parbat』(SLANT)など。

森永泰弘 /MORINAGA YASUHIRO
東京藝術⼤学⼤学院を経て渡仏。帰国後はエスノグラフィーの⼿法を科学技術的に磨き上げ、楽器や歌の初源、儀礼や祭祀を記録しながら通⽂化的な視点で作品を制作している。主な作品として、2024 年に⻑崎県⽣⽉島のかくれきりしたんのオラショ朗唱、アマゾンの孤⽴先住⺠アワ族のカラワラ詠唱、そしてイベリアのグレゴリオ聖歌を対峙させながら、16 世紀と現代における野蛮の⾔説をテーマにした没⼊型インスタレーション『The Voice of InconstantSavage』(2024/CAM-Gulbenkian-Portugal)、東南アジアの少数⺠族が奏でるゴング⾳楽をフィールドワークしながらドキュメントした『Exploring Gong Culture of Southeast Asia(2022/Subrosa-Belgium)、北ベトナムに居住するモン族の養蜂家と祈祷師の⽣活を蜂の視点から描いた視聴覚インスタレーション『POLLINATORS』(2020/さいたま国際芸術祭)がある。2021年以降はポルトガルを拠点にリスボン大学芸術学部芸術実践調査センターに所属してエスノグラフィーと芸術実践の研究を行なっている。